《年下彼氏》
校門を潜る私は周りを見れずに俯いていた。


周りの視線が見えなくても痛く感じた。


うぅ…
皆、見てるよ…


隣りから、

「顔、上げろ。」
小さく呟く心。


なかなか顔を上げる事が出来ない私。


「何も怖くない!俺が居るじゃん!」


心の顔を見た。
可愛く私にウインクする。


心はいつだって私の味方だもんね。

私には心が居るもんね。


自然と元気になれたんだ。


前を向き手を繋いで歩く私達。


周りなんて、関係ないじゃん!って思えた瞬間だった。


少し強くなれたかな?私!!


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