《年下彼氏》
それぞれの教室に行く為、繋いでいた手を離す。


「何かあったら、速攻言え!わかったな?」


「わかった。じゃあね。」


「おう!」


千夏と、離れた俺に早速近付いて来たのは哲弥。


「二年生との恋ってヤツですか…」

「悪いかよ!」


「いいや!俺もバイト先で狙ってるの、二年だし!」

「もしかして、相談って言ってたのはその事かよ?」

「そう!しかも、お前の彼女の親友じゃねぇかな?」

「マジかよ…」


「マジ!!」


哲弥の恋愛は久し振り。いつもフラれてばっかのこいつにも、早く春が来てやってほしい。


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