《年下彼氏》
そうだー!
俺は思いついた。

今日は入学式だけで、学校はもうない。

だから...
この後、待ち伏せすればいいんじゃねえ?


それしか、あの女と話すチャンスがねえよ!


いつになく、積極的な俺はあの女に合う為に頭がいっぱいだった。


教室に戻った後、席に着き、担任の話も耳に入らない。


そんな俺を見た哲弥が、


「心…顔が怖い。」


「え???」


「だから、怖い顔して、何かんがえてんだぁ?」


俺はそうとう、怖い顔をしていたらしく。


その理由はあの女をどこで待ち伏せしようか考えていたからだ。



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