《年下彼氏》
ぶつかった瞬間、倒れてしまった私は、自分の鞄を慌てて握りしめ、頭を下げた。


「すみません。」

「こっちこそすみま……」


頭を下げていた私は、相手の声が急に止まった事を不思議に思い、頭を上げた。


すると…
視界はぼやけていて、コンタクトを無くしてしまった。


「ど、どうしよう…コンタクト無くした。」


ぶつかった人が誰だかわからないまま私はコンタクトを探した。


「お、俺も一緒に探すよ…」


「すみません。」

見ず知らずの人と二人でコンタクトを探す。


< 17 / 121 >

この作品をシェア

pagetop