《年下彼氏》
家に着いた様。


「ありがとうございました。」


深くお辞儀をして御礼を言った。


「家、俺んちに近いんだな!またな。」



そう言って帰ってしまった男の人。

優しい声。
イケメン一年生もこの人みたいに優しい声だったらいいのになぁ!


やっぱり頭の中はイケメン一年生でいっぱいの私。



自分の部屋に入り、眼鏡をかける。さっきの男の人が気になり、窓を開けて覗いてみた。

キョロキョロ見渡すと、一人歩く後ろ姿の男の人を発見。


しかも!
うちの学校の制服じゃん!


いったい誰なんだろ…

小さくなった後ろ姿を見ながら、考え込んでいた。


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