《年下彼氏》
探してみたが結局、見付からず、俺はこいつを送る事にした。



でも、かなり警戒されているようだったが、ホレた女に弱い俺。


自然と優しくしてしまう。まだ一緒に居たくて。こいつの家が知りたくて。



ようやく、俺を信用してこいつの家に向おうとした時。


こいつ…
見えねぇんだよな。転んだりしたら危ねぇから。


思い切って手を握った。


「きゃぁ!」


驚いた表現がまた可愛くてたまらない。


大丈夫。
俺がちゃんと連れて帰ってやるから。


心の中で俺は呟いた。


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