《年下彼氏》
こんな普通な私でも片想いくらいしても良いよね。


どんなにイケメンでも。
どんなにモテる人でも。

勝手に片想いしてもいいよね…


「やっぱり!昨日からおかしかったもん千夏。イケメン君見てから変になっちゃったから!」


渚の言葉に私は恥ずかしくて、顔が熱くなった。


「あっっっ!」


いきなり叫んだ渚は、外を指差している。その指を指している方向へと顔をむけた。


ドッキーン!!


急に胸がドキドキしだした。


だってそこには、あのイケメン一年生が歩いて登校しているんだもん。

こんな離れた所から見てもドキドキしちゃう。


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