《年下彼氏》
「もしかして…」

と、私が昨日の事を言いかけたその時。




……んっ……


唇に軟らかい感触。


私はキスされているのに気付いた。

唇が離れた瞬間。

「そう!お前、俺とぶつかって、手を繋いで帰ったのも俺。」



キスされた事で頭が真っ白で、言われた言葉も理解出来なかった。


その時でぼーっと立って居る私に。

「俺、一年の滝沢心。お前の名前、教えてくんない?」


「え、え?」


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