《年下彼氏》
な、名前…?


急に、我に戻った私ははずかしくなって俯いた。


だってー!
キスされてー!
しかも目の前に居るしー!


顔が熱くなり、ドキドキうるさい心臓。


きっと顔が真っ赤だよ、私。


「で、名前。教えてくんねぇの?」

俯いている私をイケメン一年が覗き込む。


ヤダ…
恥ずかしいよ。
見ないで。


「神崎千夏。」


俯いたまま答えた私。


「じゃあ俺を心って呼べよ!」


< 36 / 121 >

この作品をシェア

pagetop