《年下彼氏》
入学式も終わり、渚と教室まで戻る途中もずっと、あのイケメン一年生の瞳が忘れられなかった。


隣りで渚が話しているのもちっとも耳に入って来ない私。



ヤバいよね!
私って!
友達の声まで聞こえないくらいに考えている。


相当、イケメン一年生にハマっちゃってる!



「どうしたの?千夏。ぼーっとしちゃって?」


渚が肩を叩く。


「なんにもないよ!!」


平然を装ったつもりの私に渚は。


「もしかして?あのイケメン君にホレたのー?」


ドキッ!!
渚するどいなぁー

「違うよ!そんなんじゃない…」


なぜか渚にそう口走っていた。


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