《年下彼氏》
そのまま、時間が止まっている様で…周りがスローモーションに見える。


やはり、あいつはメガネをかけていて、その姿に俺はグッとなってしまった。


メガネをしているあいつが可愛くて仕方ない。


まだ、目を離せない俺…


愛しくて、今すぐに会いに行って抱き締めたくなる。

そんな感情を俺はもう我慢できなくなっていたんだ。

今日の放課後は必ずあいつに会いに行こう。


そう、今思ったんだ。


「心?何見てんだよ?」


隣りの哲弥の声で我に戻った。


「いや。なんでもねぇよ…」


そう答えた俺はあいつから目を離してしまった。


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