《年下彼氏》
それから一日中、あいつの姿が忘れられなくて、気が付いたら授業が終わっていた。


一日が早く感じた。あいつを考えているだけで時間が過ぎるのが早い。

俺、相当ヤバいなぁ…
何しててもあいつが離れない。


今日は放課後少しだけ、行方をくらまそう。


じゃないと、他の女が集まって来やがる。


まだ皆が帰りの支度をしている間に、俺は鞄を持ち、トイレに逃げ込む事にした。


廊下に出た俺を見た哲弥は、


「お前なんか怪しくない?」


「その訳はまたゆっくりする!」


と、言い残しトイレへ猛ダッシュした。


周りから見れば確かに俺は怪しい!

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