《年下彼氏》
ホントはこんな事をしないで、堂々と会いに行けばいいだろうけど、俺的には、二人っきりになりたい。


二年は一年の廊下を通って下校する。
俺はトイレからチラチラ廊下を伺いながら隠れていた。


あいつの姿はまだない。って事は、まだ教室に居るはずだ。


ザワザワ下校していた生徒の声もなくなり廊下は静まり返っていた。


そろそろ行くかっっ!!
気合いを入れて向かった二年の教室。


あいつのクラスがわからない。一つ一つ教室の中をソッと覗いて行った。


いない!!一番奥の教室だけになり、中を覗こうとした時。


あいつがドアに向かってくるのが見えた。


まだ居た。良かったー!
今日は二人っきりじゃん!!


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