《年下彼氏》
ようやく目が覚めた私。


誰もいない保健室から出ようとした。


ふと、保健室の窓を見ると濡れていた窓ガラス。


朝から天気が悪かったから雨が降った事に気付いた。

外の景色を見ようと窓際に立つ。


辺りは薄暗くて、誰もいない。今は、授業中かな?


そう思い、時計に目を向けた。



????
もう、下校時間を過ぎていた。


「私、一日中寝てたんだ…」


独り言を呟いた時。



ガラガラ…


保健室のドアが開いた事にビックリした。


ドアに目を向けると…そこには伊藤君がいたんだ。


伊藤君を見るなり、俯いてしまったんだ…私。


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