《年下彼氏》
学校の靴箱の前で外の景色を見た。

「雨かぁ~、傘持ってねぇよ。」


独り言を呟きながら、靴を履き替えていた。


仕方ないから、家まで走って帰った。


家に着くとすっかりずぶ濡れ状態。

風邪をひきたくない俺はシャワーを浴びる事にした。

シャワーを浴びながらでも考えているのは千夏の事。

玄関の鍵は開けてあるから勝手に入ってくるだろう。


ところが、シャワーから出ていくら待っても、千夏は来ない。


おかしいなぁ…


昨日の約束忘れてるのかよ!


少しイライラしていた俺は不安になり、千夏を探しに近所をブラつく事にした。


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