《年下彼氏》
違うとは言えない。ただのクラスメイトだよっても言えない。


実際、朝に告られているし…
なんて言えば良いのわかんないよ。


「それくらい、わかるんだよ。だから、他の男が千夏に近付かないようにしてぇだけなんだ。」


「……………」


「俺、千夏だけは、誰にも取られたくねぇ。


こんなにホレたのはお前だけだから…」


……ドキッ……

そんなに好きになってくれてるんだ。


少し震えて心の声。私は顔を上げて心を見た。


凄く真っ赤になりながら、私から目を逸らしてる。


私はポロポロと涙が溢れて止まらなかった。


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