《年下彼氏》
凄く嬉しかったんだ。

この悪い雰囲気だって、心のヤキモチだってわかってる。


「大丈夫だよ…私はどこにも行かない。ずっと心の側にいるよ。だから、そんなに不安になんないで。」


心を見つめて、真剣に言った。


「ごめん…俺、すげー焦ってる。千夏と居るとドキドキしたり、楽しいし、これからもずっと二人で居てぇ。」


「そんなの私もに決まってるじゃん。心以外、考えられないんだから。」


体がふわっと包まれた。


心に抱き締められている。二人の気持ちがわかり合えて、距離が縮まった様な気がした。

私も心の背中に腕を回す。


「心こそ、私以外としゃべっちゃダメ!!」


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