はんっ!ふざけんな!『続・短編』
「歩夢、何で授業でねえの?」
3時間目の授業中、あたしはさぼって屋上でくつろいでいた。
その横で同じように座りながらニコッと笑う川崎。
「あ?川崎だって出てねえじゃんかよ」
冷たく言い放ってふんっ、と鼻をならした。
赤毛…、じゃなくて川崎は(ちなみにもうあっちゃんなんて呼ぶ気ない)フッと余裕のある笑みを浮かべた。
その笑みがむかつく!
うざい!死んじまえっ!
言いすぎ?はんっ!じゃあこいつはうざすぎ!
はい、これでお相子じゃん?
「歩夢が出ないなら出ないよ、俺」
なんだよ、その笑み…っ
ふざけんな