はんっ!ふざけんな!『続・短編』
教室までわざと距離を置いて帰った。
川崎が教室に入った瞬間とびつく女。
…だるっ。なんなわけ?
別にいいけど?あたしそんなのどうでもいいし。川崎なんか興味ねーし。
……興味ねーし。
「敦くん、メアド教えてえー?」
きも。何、その甲高い声。そんなんだから男出来ねえんだって。
いや、あたしもいないけどな?
「いいよ」
極上スマイルで言う川崎。
…は?教えるわけ?ふーん。
やっぱ嘘なんじゃん。あたしを彼女にしたいとか。
だって普通好きな人いたら好きな人の前で他の女にメアドとか教えねえだろ