はんっ!ふざけんな!『続・短編』
ま、分かってたけど
「柴崎さん、大変だねー」
急に隣の席の男子に喋りかけられあたしは冷めた目で隣の奴を見た。
「は?」
「川崎の事ー。お前の彼氏だろ?もてもてだもんなあー」
意味わかんないんですけど。
いつからあたしの彼氏になったわけ?
冗談じゃねーよ。
「彼氏じゃねえから。ふざけんなよ」
あえて冷静に落ち着いた声で返す。
すると隣の男子は満足そうにニヤッと微笑んだ。