Sunny Sunday
第三章
ホント、楽しい!

課外英語の授業中なんだけど、自習だからみんなペチャクチャおしゃべりしてる。


あたしも、その中の一人。

昔っからの幼なじみのトニー、面白いから大好き!

話を聞いていて飽きることなんてまずない。
会話が途切れる心配もないし。

ジェイに、トニーのおしゃべりがプラスされれば完璧なんだけどな。

ジェイはかっこいいし、彼氏としてはサイコーなんだけど、話がどうも続かないの。
ま、無言でいても幸せなんだけどね。一緒にいれれば。


トニーは、おしゃべりが楽しいし、友達としてはサイコーなんだけど…
恋愛対象にはならないかも。
ずぅっと昔から友達だし。トニーもイケてないワケじゃないから、きっともうすぐ彼女ができると思う。

でも、そうなると少し寂しいな…



ま、そんなわけであたしたちは近未来のペンケースについて議論を交わしてた。
あたしが、きっと近未来のペンケースは、ジェットがついててシャーペンをとりだしたくなったら"ボンッ"ッてシャーペンがケースから飛び出す仕組みになってるだろう、と身振り手振りで発言してたら、

トニーがあたしの"ボンッ"ってとこの表現の仕方がおかしいって大爆笑。

こういう、トニーの気持ちいいぐらい大きな笑い方って、大好き。
あたしもつられて笑っちゃう…
< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop