Sunny Sunday
第五章
え?うそでしょ?
最低。信じらんない。


ジェイッたら…もう、新しい彼女つくってる…


しかもあのジャスミン!?!?
バカにするのもいい加減にしてよッ!!!


ジャスミンが勝ち誇ったような顔で(ウマが鼻の穴広げたような顔で)あたしを見てる。


げーっ、吐きそう。今朝は美味しいフレンチトーストだったのに。
やめてよね。


トニーがあたしの元に駆け寄ってきて、言った。

ワカレタノ?


ああ、そうですよ、別れましたとも。

それがどーかしたーー!?!?

トニーは、今日1日中心配そうにあたしを見てた。

優しいトニー。
けど、気づかってもらいたくなんかない。


もうっ、あたしに構わないでッて感じ。


正直言うとね。
けど、あたしだってそこまでシビアじゃないから、そうは言わなかったけど。

トニーも、あたしの態度を見て気を使ってくれたのか、何も言ってこなかった。

一人ぼっちのサンちゃん。
可哀想。だあれもそばに近づいてこないし。


"ほら、あの子よ、ジェイに1週間もたたないうちに捨てられた子。"


うっさいわよッ!!!!


コソコソ言われんのッて一番嫌い。


明日は土曜日。
学校休める…やったー。
ばいばい学校。




あたしは一人で帰るしかなかった。
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