君はまるで太陽だ。
6月16日 昼休み 陽向
ヤバい事になった。
初めて身の危険を感じる。
学校がまるで戦場だ。
僕は身を潜めて辺りを伺う。
大丈夫。誰にも気付かれてへん。
ほっとして地面にしゃがみこんだ。
僕は浅井陽向(ひなた)。
ワケあって周りにバレないように校舎の裏に隠れている。
僕はどえらい事をした。
自分の身をわきまえず高嶺の花に告白したのだ。
そしてもっとどえらい奇跡が起こった。
高嶺の花の彼女が僕の思いを受け入れてくれたのだ。