君はまるで太陽だ。

 昼休みの終わりを告げる予鈴がなった。


 僕は周りを見渡して危険が無い事を確認すると立ち上がった。


 教室に戻らんとな。


 なるべく人がいないところを選んで帰る。


 
 僕は生きて帰れるやろか?


 男子生徒の妬みからくるヤジが時間ごとに酷くなっているのだ。


 絶対いつか、ぼこられる。


 藤田さんは大丈夫やろか?

 …まあ、ヤジられる事は無いやろうけど。


 けど、今後僕が原因で飛び火をくらわんか心配や。


 周りから特異の目で見られながら教室まで戻ると、教室前の廊下に人盛りが出来ている。


 今日は休み時間の度に生徒が集まって来る。


 今回はやたら騒いでんなあ。


 
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