君はまるで太陽だ。

 「あかりが自覚してないだけでみんなが注目してるんやって。」

 「…ハイ。」


知恵ちゃんの言葉にただ返事しか出来ひんかった。


 けど、そんな事言われてもなあ?

 私が目立った事して有名になった訳ちゃうし。

 告られたって言うても知らん人ばっかりやったしなあ。


 「けど、何で浅井なん?クラスちゃうし、接点ないやん。」

 知恵ちゃんが首を傾げる。

 「はっきり言うて他の男がダメで何で浅井が良かったんかわからん。」


 私はあの事を思い出した。

 顔が勝手に緩んでくる。


 「いきなりニヤニヤしんとってよ。キモイって。」

 知恵ちゃんがたちろいだ。


 「ウフフ…聞きたい?浅井君との出会い。」


 「ノロケんでいいから何なんよ。」

 知恵ちゃんが急かしてくる。


 別にいいやん。ノロケさしてよ。


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