23時の情熱
「…ホントにゴメン…。自分でもわかってるんだけど、どうしようもなくて……。どこにも気持ちぶつけどころが無くて……」
胸が苦しかった。
「相談乗るぐらいならできるよ?ま、男の立場でしか言えないけど」
首を振った。相談なんて、乗ってもらえる様な立場じゃない。
「平気。いいの。
―――自分で決めた事だから」
無意味な強がりだった。
「……そっか。強いね、瞳子ちゃんは」
「清水くんは優しいね。清水くんならいい子すぐ見つかるよ」
本音で言った。
「焦っては無いけどね。周りに見る目が無い子ばっかでさ」
初めて会った日に見た、あの少年の様な笑顔で彼は笑った。
彼の笑顔で、私も笑った。
胸が苦しかった。
「相談乗るぐらいならできるよ?ま、男の立場でしか言えないけど」
首を振った。相談なんて、乗ってもらえる様な立場じゃない。
「平気。いいの。
―――自分で決めた事だから」
無意味な強がりだった。
「……そっか。強いね、瞳子ちゃんは」
「清水くんは優しいね。清水くんならいい子すぐ見つかるよ」
本音で言った。
「焦っては無いけどね。周りに見る目が無い子ばっかでさ」
初めて会った日に見た、あの少年の様な笑顔で彼は笑った。
彼の笑顔で、私も笑った。