23時の情熱

「人が来るよ」



「警備のオッチャンぐらい来るかも知れんな」


片手でブラウスのボタンを外しながら、片手でお尻の辺りをまさぐる。


「……外から見えちゃうよ」


「見せたったらエエやん」


はだけた白いブラウスから薄いグリーンのブラと白い肌が露になる。
肩まで脱がされた肌に、少しヒヤリとした空気が触れた。


左手はストッキングと下着を一緒に引きずり下ろし、私ももどかしく片脚だけ脱ぐと、その間にブラのホックが外された。



愛しそうに両の胸を持ち上げたかと思うと、いきなり鷲掴みにして右の乳房に噛みついた。



「……っっ!」


乳首に歯を立て、激しく吸い付く。


「玄さ…んっ、痛いよっ」

玄さんは構わず吸い続ける。
右手は後ろから私の潤い始めた箇所を探しあて、指を小刻みに蠢かせる。


息遣いが荒くなる私に、
「声出したらあかんで」


意地悪く、玄さんが囁いた。

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