23時の情熱
バイトの無い日に彼と逢う時は、キャバ譲を感じさせないよう、メイクや着るモノに気をつかった。
それが嬉しかったのか、彼は何度も
「むっちゃカワイイ」
と言ってくれた。
「やっぱ若いねんなぁ。俺と並んどっても親子にしか見えへんやろな」
え、そうなの…?
もっと大人っぽくした方がいいのかな…。
彼の一言一言に振り回されてる自分。
少し悔しい気もするけれど、こんな自分もけっこう嫌いじゃなかったりして。