23時の情熱
第2章
確信
「いい加減やめたら〜?
そんな所帯持ちなんて」
大学の学食。
退屈なゼミを終えた大勢の学生たちで賑わっている。
ダイエット中だと言いながら、カルボナーラを口に運ぶ悪友の渚はアッサリと言ってのける。
「お互い遊びって割り切ってるなんて嘘でしょ、そんなの。だってその彼のコト本気でしょう?瞳子」
返す言葉が無い。
長い付き合いのこの悪友には何もかもお見通しのようだ。
「別にあの人を奥さんから奪おうとか思ってないし、あの人の家庭を壊すつもりも無いもの。お互い今を楽しんでるだけなんだってば、本当に」
自分で言っておきながら、説得力の欠片も無い。
そんな所帯持ちなんて」
大学の学食。
退屈なゼミを終えた大勢の学生たちで賑わっている。
ダイエット中だと言いながら、カルボナーラを口に運ぶ悪友の渚はアッサリと言ってのける。
「お互い遊びって割り切ってるなんて嘘でしょ、そんなの。だってその彼のコト本気でしょう?瞳子」
返す言葉が無い。
長い付き合いのこの悪友には何もかもお見通しのようだ。
「別にあの人を奥さんから奪おうとか思ってないし、あの人の家庭を壊すつもりも無いもの。お互い今を楽しんでるだけなんだってば、本当に」
自分で言っておきながら、説得力の欠片も無い。