23時の情熱
玄さんとセックスするようになって以来、他の男を受け入れたのは初めてだった。


安っぽいラブホテルで、もうどれくらいこうしているだろう。


ぴちゃぴちゃと音をたてながら愛液に吸い付く修。慣れたものだ。
お互いの身体は知り尽くしている。何をすれば濡れるのか熟知している。

私は冷めた目でそんな彼の顔を見ていた。



キスもしないで始めるセックス。身体の相性は悪くない。顔だってかなりいいし、モテる。身体つきも程よく引き締まっていてテクニックもなかなかのものだ。



百戦錬磨。自分でもそう言ってたっけ。




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