彼方と私
彼方との出会いは、今から一年前。
私が転校してきたことから始まった。
私が引っ越してきた所は田舎だったこともあり、すぐに友達ができた。




『ゆき、かなねぇ好きな人できた』

『えっ、うそうそ誰?』

『ないしょ』

『教えてよぉ、お願い』

『しょうがないなぁ、えーとねぇ
森元君だよ』

『え、あの森元君?』

『うん』

『そう言えばゆきの好きな人
かな知らんわぁ、教えて』

『えーとねぇ、かなと同じ森元君だよ』
私はすごい驚いた。

『え、うそ。じゃあ二人で頑張ろっ』





私たちはいっものように森元君を見ていた。
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