守るよ。





季節が秋に変わる頃にお前は俺にこう言って来たな、


私は俺のダチに告白されたって…
険しい表情を浮かべたお前は何故か泣きそうな顔をしていたよな。


お前はアイツが嫌いだって言ったんだよな、本当は薄々、気づいてたんだ。


お前はかなりしつこく追い回されたから、そういう奴が嫌いじゃないのかってさ。その考えを俺は自分だけの想像だと思ってた。


でも違ったんだよな―…


俺はお前がそんな思いを一人で抱えてたことを知って「守りたい」って思ったんだ。もうお前を傷つけたくないって考えたからさ。


俺は今、すごく後悔してる。お前がアイツを嫌いって感じていた時点でお前を守ってあげればお前はあんな辛い出来事に巻き込まれなかったのにな…


もうちょっと早く言ってくれよ、
俺を頼ってくれよ……


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