愛の告白~呼び出し~




「え?」

「背とか…」

「うんっ!そうなんだッ夏から十四センチぐらい伸びた」

そう言って笑った顔が
彼を助けた時の記憶を思い出した



公園のベンチで看病していて すっかり元気になった彼に
気を付けてねって言ったら彼が‘ ありがとう’ そう言って無邪気に笑った顔がずっと忘れられずにいた


顔や背がどんなに変わっても笑った顔だけは
変わらなかった


そんな事に私は嬉しくなった


「良かった」


「?・・・」

「笑ってくれたから‥





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