友達

忠告

一人でハンバーグを食べた。
チーズが入った美味しいハンバーグ。涙の味がした。


｢結構自信作だったんだけどなぁ。一人で食べてもおいしくないなぁ。｣


一人暮らしも、もぅ２年目に入ると、独り言を言う自分に違和感もヤバい?とも感じなくなってきていた。



ジージー ジージー

最近、携帯にはすごく敏感になっていた。


今日は特に、きっと来ないと思っていても、どこかで期待していた。

着信の相手は親友だった。
｢もしもし｣
｢ちょっと〜最近連絡くんないけど〜またバカ男と一緒にいるのぉ?｣

友達の少ない私の無二の親友！なんでも、話していた。
｢今日は一緒じゃないよ・・・｣｢なんか元気ないけど、またケンカしたの?｣


彼とはしょっちゅうケンカしていた。くだらない事で言い合いしたり、時には会社の事で激しく討論したり・・・でもいつもすぐ仲直りもしていた。


｢ケンカにもならないよ。
私が口出す事じゃないしね。｣｢｢何が?意味わかんないけど｣

明日、彼女の誕生日だって事とホントは自分と約束してた事、会えなくなって自分のポジションの再確認させられた事を話した。


何も言わずに聞いた後親友が口を開いた。
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表紙・目次

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