ひまわりを想う。
出会い


2人の出会いは7年も前。


この日から始まった。




『おばーあちゃ~ん!!


どこ~~!!?』





誰もいない。


広い広い山の中。


私は独り、大声をあげ助けを求めていた。





『うっ。。。お、ばあちゃん。。』


今にも泣きそうな時、


声をかけてくれたのがあの人だった。




『わっ!!』



突然、

男の子の声とともに、


大きなひまわりが現れた。



あまりの驚きに、

こみあげた涙はふっとんでいた。





『泣きやんだ?』




ひょこっと顔を出した彼の笑顔は、


今でも忘れない。




『う、うん。。』



『じゃあこっち来て!』



ぐいっと手を引っ張られ、




連れてこられた先は。。






一面黄色に染められた、






ひまわり畑だった。
























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