さよならを君に

結局、僕はアリスに何もしてやれない。

僕は無力感に教われた。


僕はエレベーターのボタンを押した。



僕はいつもエレベーターが来るまでがとても長く感じた。


罪悪感と悲壮感に飲まれながら立ち尽くしていた。


エレベーターがつき扉が開いた。


僕がエレベーターに乗ろうとしたそんな時だった。