さよならを君に
Γそんなことないよ。」



僕は聞きなれない声の方向に振り向いた。


その声の主は小さい女の子だった。


そう言って少女はクルっと後ろに向いて走って言った。


なんだったんだろ?

ただなぜか少女の言葉に僕は…


向こうの角から少女の走る足音が遠く聞こえた。
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