今君に伝えたい事...
本当のキモチ

10月────



夏休みもとっくの前に終わりクラスの団結力が深まる季節。



この時期は、たくさん詰込まれた学校行事や新人戦に向けて忙しい。


2学期も、俺と杉浦が学級委員になると勝手に決まっていたため俺自身も忙しい日々だった。




「大ちゃん!集会いこッ」


「おぅ」


今日も俺と杉浦は各クラスの学級委員の集会に行かなければいけなかった。





「それでは今月にある文化祭について話を進めます」

生徒会長の言葉でボーッとしていた俺は意識を取り戻した。


「……今…何話してんの?」


「…文化祭についてだって…」


俺達二人は後ろの方の席でコソコソと話していた。
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