今君に伝えたい事...
「でもね…忘れないと大輔は幸せになれないッて事分かってる。だから…」
──一緒に思い出そっか
「えっ?……うん」
亜紀が笑顔になった。
初めて会った時のような天使の笑顔だ。
──凄く辛かった。だから忘れてようとしてたんだ。…ごめんな
「私こそワガママ言って…ごめんなさい」
そうか…
あれだけ鮮明に思い出したのも、亜紀の仕業だったんだな
それが分かった時
俺は、また深い眠りについた