今君に伝えたい事...

「モテそうなのに」

杉浦が続ける。

「大ちゃんの事狙ってる子多いよぉ」

俺が好きなのは……

「でも、直接言ってこないとわかんねぇよ」

俺は前に将に言ったように言った。



「まぁ確かにそーだよね」


また雨の音だけが二人を包んだ。
杉浦が濡れないようにする為に俺の左側は犠牲になっていた。かなり濡れてて気持ち悪い。


「変な事聞いてゴメンね」


「杉浦はいるの?」



俺はついに聞いてしまった。
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