今君に伝えたい事...

「いると思うけど…何で?」


「暇なら自主トレ付き合って貰おっかなぁーと思って…いい?」

俺は、この少し悪戯っ子な笑顔には弱かった。


「決まりッ!!」

俺が返事をする前に決まってしまった。

…俺自身も杉浦の力になりたかったからよかったんだが。



「じゃあ俺どーしよっか?」


「スタート言ってくれる??」

「了解」



それからライトで明るく照らされたグラウンドの真ん中で、二人だけのトレーニングが始まった。
< 79 / 112 >

この作品をシェア

pagetop