今君に伝えたい事...
「そんな訳ねぇーだろ」
「ちょっと焦りすぎですよぉ〜」
後輩達はまだ盛り上がる。
「将も余計な事言うなよ」
「大輔が狙わないなら俺が狙っちゃおっかな」
「そのセリフ、前にも聞いたし」
将は意味深な笑顔を浮かべてトイレへ行った。
「長谷川先輩は強敵ですよぉー。廣田先輩!応援してますから」
「だから違うって」
そうこうしている間に時間が迫っていたため、俺は後輩達に寝るように言った。
「電気消すぞ」
「先輩はまだ寝ないんっすか?」
「少し外の風に当たってくる」
そう告げて俺は教室を出た。