今君に伝えたい事...
「皆の恋が上手くいくようにお願いした」
「えっ?」
俺は姿勢を戻し、杉浦の頭に手を置いた。
「でも…俺の恋は叶いそうにねぇーや」
杉浦はまだ不思議そうな顔をしていた。
「大ちゃん…好きな人いないんじゃ」
「杉浦は頑張れよ」
彼女の言葉を遮り俺は言った。
「みんな〜そろそろ帰ろーぜ」
将が言いにきた。
「行くぞ」
そう言って俺は彼女の頭を軽くポンポンとして将の元へと行った。
こうして俺の夏は
たくさんの流れ星と一緒に
静かに消えていった