今君に伝えたい事...
俺達はビールと軽いつまみを頼み、席に着いた。
「大輔はまだ一人か?」
「あぁ。一人で暮らしてるよ」
「そっかぁ〜、寂しくねぇか?」
目の前に置かれた生ビールを喉に流した。
「寂しくないことは…ない」
「だろうな」
将もビールに手を伸ばす。
「奈々ちゃんは元気?」
「元気過ぎて困ってるよ」
「お前にはそれ位の方が合ってるよ」
そう言いながら俺はつまみを口に運んだ。
「俺さぁ〜もう少ししたらパパになるんだぜ!」
飲もうとしていたビールを吹きそうになった。
「……マジ?」
将は高校を卒業し就職。しばらくして奈々ちゃんと結婚をしていた。