この先も、ずっと。

駄目だ。

顔は笑っていても、心は泣いてる…

涙が形となって頬につたう前に、帰りたい。


「ごめん冬夜!今日お母さんが家に来るの。
もう帰るね!バイバイ。」

冬夜が何か言っていたような気がしたけど、
気づかないフリをして部屋を出た。


車を運転している最中、頭の中はぐるぐると回っている感じだった。

マンションの駐車場に車をとめた時、
吐き気に襲われ部屋へと急いだ。



< 27 / 43 >

この作品をシェア

pagetop