この先も、ずっと。
洗面所で顔を洗い終え、寝室へと向かった。

ルームウェアに着替えてベッドに潜り込む。


その瞬間、我慢していたものが頬をつたった。

「っく…ひっく、ふっ」


冬夜にきちんと報告するって覚悟を決めたのに…。

やっぱり私は弱虫だ。

嘘をつくなんて最低だよね。

「ごめんね、赤ちゃん。
嘘つきで弱虫なママを許して…」

お腹に手を当てて呟いた。

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