この先も、ずっと。
「ごめんな…」

瞬間、頭を何かで殴られた様な感覚がした。

「あっ、あの…ごめんなさい。
冬夜、結婚なんて考えてないのに困るよね。

だっ、大丈夫。
この子は、私1人で産んで育てるからっ!

だから、そのっ、気にしないで。」

冬夜からの別れ話を聞くのが怖くて、慌てて言った。

また溢れてきそうな涙を必死にこらえる。



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