この先も、ずっと。
鏡を見ながら頬をペチペチ叩いて気をとりなおし、

トイレから戻ると冬夜が食べ終わった食器を片付けていた。

「ごめん、ありがと。」

「これくらい、全然!
美紅、久しぶりに外に買い物行こっか?」

「うん!行きたい!」


最近は家にいる事が多かったから、久しぶりのデートに嬉しくなり、
ついさっきまで抱えていた"不安"を心の奥に閉まった。


冬夜の運転する車で、
近くに出来たショッピングモールに向かう。


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