君に届け
毎週出すこの週末課題は、生徒には鬱陶しいかも知れない。
けど、俺としては休みの日にも少しは勉強して、次の週からの授業に遅れを取らないようにさせてやりたい。
だからこんな週末課題なんかを出すんだ…
「…出来た〜。」
30分くらいして、週末課題が完成した。
あとは生徒の数印刷するだけだが、それは明日学校に行ってからする。
とりあえず、データを保存してパソコンをシャットダウンして─
ふと、部屋のドアを見る。
そういえば、幸村はどうしたかな…?
週末課題を作っていて、すっかり忘れていた。
俺はドアに歩み寄り、そっと開けた─