君に届け
久しぶりの料理。
出来ないことはないと思うけど、不安だな…
「よし!」
考えてても仕方ない。
そう思い、俺は包丁を握って材料を切っていく。
ここまでは楽だよな…
全ての材料を切り終えた後、フライパンと油を用意。
よし、順調…
後は炒める時間と、味付けを間違えなけりゃ大丈夫だろ…
曇る眼鏡を外し、フライパンに油をひいて炒める。
「出来た…」
しばらくして、一応見た目は問題ないチャーハンが完成した。
味は…保証しないけど。
2人分あるが、不味かったら幸村に食わせられないし…
とりあえず毒味をしておこうと思い、出来たチャーハンを口に入れた。
「あれ…?」
なんか足りないような気もするけど、食べられないことはない…
一応成功でいいのか…?